センター倫理政経の勉強法と対策

センター倫理政経の勉強法と対策
センター倫理政経の勉強法と対策では、センター試験で 9割超~満点の得点を獲得するための勉強法と対策についてお伝えしていきます。 センター倫理政経で9割超、満点を目指しましょう。
この、センター倫理政経の勉強法と対策のコンテンツでは、
実際にセンター地理で9割超の得点を獲得し、
センター試験トータルで9割5分超を獲得している、東大理三合格講師による書下ろし記事を交え、
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勉強法と対策についてお伝えしていきます。
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世の中には、出典や引用、参照文献を示さず、かつ自身が受験はもとより、受験生時代に勉強もしていない科目の勉強法を語るものがありますが、
実際に自身が勉強も受験もしていない科目を語るとするならばそれは
・本質を突いたものでない
・他からの無断拝借である
のどちらかと言えます。
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このコンテンツは当塾の著書である、
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センター倫理政経に関する記事を抜粋したものです。(無断引用・転用を固く禁じます。要著作権保護。)
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【コンテンツ 目次】
センター倫理政経の科目特性
センター倫理政経の対策と勉強を効率的に進めていくには、 センター倫理政経の科目特性をまず知っておくことが重要になります。 以下では、他のセンター社会科目との比較の視点から、 センター倫理政経の科目特性について説明していきます。
以下の分析は、 当塾東大理三合格講師と当塾のオリジナルな分析結果です。
マスターまでの所要時間
以下は、8割までの得点を目安にマスターまでにかかる時間を比較分析したものです。
左から順にマスターまでに時間が必要になる科目です。
右に行くほどマスターまでの時間が減る科目です。
図1世界史>日本史≧倫理政経≧地理
図1からわかるように倫理政経はセンター社会4科目の中で マスターまでに時間がかからない科目になります。
暗記の比重
左から順に暗記の比重が大きくなる科目です。
右に行くほど暗記すべきことが減る科目です。
図2
世界史>日本史≧倫理政経≧地理
図2からわかるように倫理政経はセンター社会4科目の中で、世界史や日本史に比し暗記量が少ないといえる科目です。 このことから図1で見たように8割までマスターするのに所要時間が少ない科目でもあるのです。
センター本試験での得点のしやすさ
以下は、平均点などではなく、実際に努力と得点がどの程度比例関係にあるかを考慮して分析した結果です。
左から順に得点が安定しやすい科目です。
右に行くほど得点が安定しにくい科目です。
図3
世界史=日本史>倫理政経>地理
センター倫理政経はマスターするまでに暗記事項が少なく時間がかからない反面、 センター試験の問題の性質から、満点を狙いに行くのは得策ではない科目になります。 この点の詳細は後述します。
センター倫理政経を選択する場合のポイント
上記の科目特性を踏まえ、選択に際してのポイントを示しつつ、 センター倫理政経選択がおすすめの受験生について分析します。
暗記が好きか、得意か
図2で示したようにセンター社会4科目の中で暗記の比重が比較的軽いのが倫理政経です。 センター社会でそこそこの得点を獲得できればよい理系受験生にはお勧めの科目ではあります。
センター社会科目で高得点を獲得する必要があるか否か
図3で示したように、センター社会4科目の中で倫理政経はセンター本番で満点を狙って獲得しにくい科目と言えます。 他方で、マスターにかかる時間や暗記量の少なさというメリットとをどう総合考慮するかが受験戦略上重要になります。
この場合に絶対的に考慮すべきは、志望校の合格点に占めるセンター社会科目の得点比率です。 医学部や難関理系を目指す受験生は特に戦略的に重要になります。
例えば、東大の場合はセンターの得点900点満点(リスニングを除いた得点)が110点に圧縮されます。 したがって東大理系受験生のセンター社会の得点は100点満点であっても12点程度、80点の場合9.6点程度に換算されるにすぎません。 要するにセンター社会で100点を獲得しても80点を獲得しても合否に占める得点差は2.4点程度にすぎないのです。
この現実を見る限り、センター社会に多くの時間を割くよりも、 英語、数学、理科にその時間を割いた方が遥かに効率的なのです。
この観点から、当塾東大理三合格講師陣、東大理系合格講師陣の大半が地理を選択し、あとの講師陣はほとんど倫理政経を選択しています。
逆に、地方の国公立医学部などでセンター試験の合格点に占める割合が高い大学においては センター社会の得点もバカにできない比率になるところもあります。
この場合には、高得点を獲得しやすい教科も選択肢に入れて下さい。 とはいえ、センター地理に比して倫理政経は9割までの得点を獲得することは難しくはありません。 あくまで満点を狙いに行くのは世界史や日本史に比して難しい、というにすぎません。 ですので、各自の志望校の得点に占めるセンター社会の得点割合とセンター社会対策にかけることのできる時間を しっかり考慮してください。
センター社会対策に時間を割くことが出来るか
センター社会で高得点が欲しい状況の受験生であっても、他教科の仕上がり、 進捗状況によっては考慮すべき要素が増えます。
理系受験生の場合、センター社会がそれなりに合格点に影響を与えるとしても、 英語、数学、理科に比べれば、センター社会の合格点に占める得点比率は低いはずです。
あくまで、英語、数学、理科(国語があれば国語)対策を優先すべきであり、
センター社会科目の対策は最小限に抑えるのが受験戦略上得策です。
センター倫理政経を勉強する際に知っておくべき事
具体的な勉強法と対策に入る前に、まずセンター倫理政経を勉強する際に知っておくべきポイントを見ておきましょう。
センター社会で満点を獲得する必要はない
センター倫理政経を含め、センター社会を勉強するうえでの注意点は 満点を目指す必要はないということです。
英語数学理科などは満点を目指すこともできますが、 センター社会はその必要はありません。
志望校にもよりますが、8~9割取れれば十分です。 満点を目指すために残り十数点をもぎ取る練習をするくらいなら、 他の科目に時間を割いた方が合格に近づきます。 つまり、完璧を目指す必要はないとうことです。
倫理政経に特徴的な得点の伸び方
倫理政経の得点の伸び方の特徴として、ゆっくりと同じペースで、 着実に勉強したぶんだけ伸びていくという特徴があります。
地理は7~8割まで伸ばすのにあまり時間はかかりませんが、 そこから9割を目指していくのがとても時間がかかります。
これに対し倫理政経は暗記がほとんどなので、 7~8割にするには地理よりは時間がかかりますが、 そこから9割に伸ばすのに時間がかかるということはありません。 7=8割までと同じペースで着実に伸びていくのです。 つまり、倫理政経は勉強時間が露骨に点数に反映される科目であるといえます。
具体的な対策と勉強法
以下では、センター倫理政経対策の年間計画の目安と勉強の手順について順を追って説明していきます。 ここでは理系受験生を主たる対象に説明を加えます。
年間計画の目安
7月~11月を目途に知識のインプット・知識の整理
12月~センター本番を目途にセンター過去問⇔参考書・問題集のサイクル学習
最初にやるべき勉強
まずは、「センター試験 点数が面白いほどとれる本」(中経出版)などの、内容を網羅して解説している参考書を読んで、大まかな流れを把握する。インプットの作業である。2週程度読めば十分である。他の科目を圧迫しないように、隙間時間を利用して読み進めよう。 参考書に付属している確認問題などを解いて、アウトプットもしながら読み進めたい。 始める時期は早いに越したことはないが、遅くても9~10月には始めたい。過去問を解き始めてからも隙間時間に読み続けよう。
インプットの勉強で意識すべき事
インプットする際には常にアウトプットを併用したい。 問題集を解くときは、本番ではないので、多少時間がかかってもいいので、 自信のある正解が1つ見つかったらそれを答えて終わりにするのではなく、 他の選択肢も吟味して、どこが間違っているのかを考えよう。 そうすることで最大限に活用できる。
流れをつかんだ後の勉強
参考書を2週程度したら、次は過去問や問題集を使って本格的にアウトプットの作業に移る。 センターの過去問でいいが、予備校などから出版されている範囲別に整理された問題集でもどちらでもよい。 より実践的な演習を積みたいならセンター過去問、範囲ごとに固めていきたいなら問題集をつかえばよい。
センター過去問は最大限活用
センター過去問は最大限に活用してください。 過去問の重要性については当塾の著書 「受験の叡智」【受験戦略・勉強法の体系書】や勉強法コンテンツの中でも再三にわたってお伝えしているのでここでは割愛しますが、 過去問の重要性をしっかり理解したうえで軽視しないようにしてください。
過去問演習の勉強のポイント
繰り返しになるが、問題を解くときは、本番ではないので、多少時間がかかってもいいので、 自信のある正解が1つ見つかったらそれを答えて終わりにするのではなく、 他の選択肢も吟味して、どこが間違っているのかを考えよう。 そうすることで過去問が最大限に活用できる。
間違ったら、参考書に戻って間違った部分を確認しよう。 参考書からすぐに過去問に取り掛かってもおそらく最初は点数がとれないだろう。 これは仕方がないことである。アウトプットの量が足りないからである。
参考書でインプットしていたものをアウトプットしながら確認するのが問題演習の作業なので、 最初は点数が取れないのは当たり前である。 点数が取れなくても落ち込まずに上記作業を続けよう。 経験を積めば積むほど、だんだんと点数は上がってくる。
9割超への具体的な勉強法と対策
センター倫理政経では、それなりに対策を行えば9割超の得点を獲得することも難しいことではありません。 コストパフォーマンス的にも9割までは高いと言えます。 以下では、効率的にセンター倫理政経をマスターするために注意すべき勉強法と対策について説明します。
一問一答について
シンプルなクイズ形式で知識を確認できる一問一答という問題集があるが、 これは必ずしもこなす必要はない。 もちろんやった方が知識は定着するが、そこまでセンター社会に時間を割く必要はない。 過去問や問題集を使って十分知識は定着できる。
古い年度の問題について
特に政経の分野では古い年度の問題を解くと、今と変わっているものもある(議員定数など)。ただ、それほど多くは変わっていないので、古い年度の過去問も十分有用である。今と変わっているところに注意しながら、答え合わせをしなくてはいけない。 不安に思ったら、ネットなどで検索したら最新の情報を確認できる。
暗記のコツ
倫理を暗記するときはまずは細かい単語は保留して、思想の全体的なイメージや流れをとらえよう。例えば、ソクラテスなら「なんとなく悟ってる感じ」というような感じで、人と思想のイメージをとらえよう。 そのあとにキーワードをそこに付け加えていこう。そのイメージや流れと結びつかせることで、芋づる式に思想の内容が出てくるようになる。 政経ならば、数値などは仕方がないので暗記するとして、法令や判例はそれができた背景も知っておくと覚えやすい。
センター地理対策おすすめ問題集・参考書
理系受験生の場合、センター倫理政経対策に割くことのできる時間は限られます。 その中でいかに効率的に得点を9割台までのせられるかが重要になってきます。
参考書
「センター試験 倫理政経の点数が面白いほどとれる本」
問題集
・センター試験過去問集
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