共通テスト現代文9割超への勉強法と対策

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共通テスト現代文の勉強法と対策
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共通テスト現代文の問題の性質を完全分析
9割超を獲得するための勉強法と対策を徹底解説!


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共通テスト現代文の勉強法と対策


共通テスト現代文の勉強法と対策では、 共通テスト自体の導入の趣旨や共通テスト問題の性質について 当塾が誇る30名超の東大理三合格講師・東大文系上位合格層講師陣がきっちり分析を加え、 それを前提とした共通テスト現代文で9割超、満点の得点を獲得するための 現代文の勉強法と対策についてお伝えしていきます。

なお、このコンテンツは、共通テスト対策について全教科について具体的かつ詳細に勉強法と対策を書き記した
「受験の叡智」【受験戦略・勉強法の体系書】共通テスト完全対応版 ▶
からの抜粋を含みます(厳重な著作権保護対象です)

「受験の叡智」【受験戦略・勉強法の体系書】共通テスト完全対応版では、 2014年の初版以来引き継がれる当塾のブレ無き受験戦略・勉強法に加え、 30名超の東大理三合格講師と多数の東大文系上位合格層講師が共通テストの趣旨・問題を分析し、 共通テスト現代文はもちろん、全教科の詳細な共通テスト対策を体系的に掲載しています。 「二次試験・私大個別試験」及び「共通テスト対策」の受験戦略・勉強法、勉強計画を完全網羅した一冊です。 共通テストで高得点獲得し、二次試験・個別試験対策も万全に行いたい方は是非手にしてください。

以下、このコンテンツの目次です。

【コンテンツ 目次】

0.【動画】共通テスト現代文の勉強法と対策の全体像を簡潔にまず解説

1.共通テスト現代文の試行調査データ

(1)得点データ

(2)数値を冷静に分析

2.共通テスト現代文の問題の性質を客観分析

(1)共通テスト国語の問題の作成方針

(2)現代文の問題分析

(3)共通テスト現代文の難易度と特性を総括

3.共通テスト現代文の勉強法の基本方針

4.現代文「読解」の勉強法の核

(1)評論文読解のポイント

(2)小説文読解のポイント

5.現代文の選択肢を適切に選ぶ方法

(1)評論文の選択肢の選び方

(2)小説文の選択肢の選び方

6.共通テスト現代文の「解答時間短縮」対策

(1)一般的な基準

(2)図表資料などがある問題の場合

(3)説明問題の場合

(4)全体の内容を問う問題の場合

7.9割超への現代文の時間配分対策

8.理系受験生・文系受験生それぞれの現代文対策法

(1)理系受験生

(2)文系受験生

8+.令和5年(2023年)までの現代文の実際の出題と9割超への道

(1)共通テスト移行後の現代文の実際の出題内容

(2)現代文9割超への道

9.共通テスト現代文対策はいつから?適切な開始時期

10.共通テスト現代文にセンター過去問は使える?

11.的確な勉強法と対策をとれば現代文9割超は可能

(1)共通テスト現代文対策と2次試験・私大対策を効率的に行いたい受験生へ

(2)受験全教科とのバランスを考慮した受験戦略や勉強法を学びたいという受験生へ

(3)共通テスト現代文で効率的かつ確実に9割超、高得点を獲得したという方へ

12.令和7年(2025年)から実施される新課程での共通テスト現代文対策について




【動画】共通テスト現代文の勉強法と対策の全体像を簡潔にまず解説





共通テスト国語 現代文の試行調査データ


大学入試センターが公開している共通テスト国語の試行調査の結果を以下でまず見てみましょう。
(出典:大学入試センター公式HP

得点データ



平均点

平成30年度共通テスト国語の試行調査の平均点は90.81点です。

これに対して従来のセンター国語の平均点は
平成31年度 121.55点
平成30年度 104.68点
平成29年度 106.96点
です。

大問の構成・試験形式・制限時間

記述式問題の導入が見送られたため、 結果として解答形式は従来のセンター試験とは変わらない。 試験時間も、従来と同じく、国語全体で大問4つ(現代文は大問2つ)で80分。

数値を冷静に分析


以上のデータを見ると試行調査のほうが明らかに低得点であることは明らかですが、 だからと言ってこの数値のみから共通テストの難易度を捉えることは誤りなので注意してください。 この試行調査は現役高2・3年生を対象にしたものであり、 実施時点では演習不足や受験者層が低得点の一因であると考えられます。 また、試行調査段階では記述式がとられていたことも影響していると思われます。 ですので、この数値のみをもって共通テストの難度が跳ね上がると捉えることは誤りです。

的確な対策のためには、あくまで共通テストの問題の客観的性質から難易度を捉えてください。 以下ではこの観点から当塾が誇る30名超の東大理三合格講師が独自に分析を加えた 共通テスト問題の性質について解説します。

共通テスト現代文問題の客観的分析


以下では共通テストの問題の性質について当塾の30名超の東大理三合格講師陣が 客観的分析を加えたものを掲載します。

共通テスト国語の問題の作成方針


まずは問題作成者である大学入試センターの問題の作成方針を見てみましょう。

言語を手掛かりとしながら,文章から得られた情報を多面的・多角的な視点から解釈したり, 目的や場面等に応じて文章を書いたりする力などを求める。 近代以降の文章(論理的な文章,文学的な文章,実用的な文章), 古典(古文,漢文)といった題材を対象とし,言語活動の過程を重視する。 問題の作成に当たっては,大問ごとに一つの題材で問題を作成するだけでなく, 異なる種類や分野の文章などを組み合わせた,複数の題材による問題を含めて検討する。
(出典:大学入試センター公式HP

【注意】
国語に関しては試行調査段階では記述式の導入を前提に問題が作成されているが、 実際には記述式の導入は見送られており、 4問80分形式となるため、試行調査問題と実際の共通テスト問題では少々形式が異なることにも注意が 必要である。

共通テスト現代文の問題の分析


共通テスト現代文の問題の性質~センター試験との違い~

■従来のセンター国語には見られなかった図表や資料が挿入され、図表の特徴や意図を問う問題が存在

■論説の他には小説以外にも、詩などの読み解きが出題

■複数の文章から総合的に判断する問題の増加

■近年のセンター試験で出題されるようになった、 生徒どうしや生徒と教師の議論など対話文から選択肢を選ぶ問題の出題

共通テスト現代文の難易度と特性を総括


上記の特徴はあるが、大枠は従来のままで、 今まで通り問題文を正確に読み取って適切な選択肢を選ぶという枠組みは変わらない。 設問や文章自体の難度が上がるわけではない。 しかし、図表や資料、誌、対話文等の挿入により 時間的制約は従来のセンター試験よりも厳しくなるため、 解答に必要な箇所を的確かつ正確に抽出する力はより必要になる。

共通テスト現代文の勉強法の基本方針


共通テスト現代文はあくまで共通テスト国語の出題の一部です。この観点を見落とさないようにしてください。 共通テスト国語で高得点を獲得する鉄則は、古文・漢文で出来るだけ高得点をとるという方針で勉強することです。 なぜなら、古文・漢文は、知識をしっかりと習得して最初の文から丁寧に解釈していけば、現代文よりも解きやすく、 確実に得点できるからです。 また、現代文で出題される漢字は従来のセンター試験同様、 中学高校で習うレベルの基本的な物ばかりなので確実に得点するようにしたいです。

確実に得点できるものから得点するという戦略の元、共通テスト現代文の勉強を進めていきましょう。

現代文「読解」の勉強法の核


共通テスト現代文で9割超、高得点を獲得するためには、 上記分析で示したように「解答に必要な箇所を的確かつ正確に抽出する読解力」を身に着けることが必須となります。 以下では、評論と小説に分けてこの読解力をつけるための勉強法を解説します。

評論文読解のポイント


読解問題については形式が多少変わる事があっても、 本文の論理をしっかりと読みとれていないと正解できない問題ばかりである。 適当に本文に出てきた単語を抜き出すだけでは引っ掛け選択肢に惑わされてしまう。 日ごろから文章の構造に注目して読む訓練をしておくと良い。

筆者が言いたいことを伝えるために、 文章がどういう論理的構造を持っているかということを見極めることが大事。 たとえば、「筆者の伝えたいことがaではなく、bが筆者の伝えたいことなんだ」であるとか、 「aでもbでもなく、筆者の伝えたいことはcなんだ」というふうに文章全体がどういう構造を持っているか ということを常に読解するうえで意識して、 筆者が伝えたいことを見逃さないこと。これがもっとも重要なポイント。

小説文読解のポイント


小説の読解では基本的に人物の心情が問われる。 年度によっては物語の内容がやや難解であったり、感情移入しにくかったりする場合がある。 一度読んで心情を想像できなくても、必ず本文の中に解答の根拠はあるのであきらめずに 探す事が重要である。また、解説をしっかりと読んで、本文のどのような記述がどのような心情描写になるかという傾向をつかんでおくと良い。

登場人物がどういった心情からどういった行動をとるのか、その原因と結果、どういうふうに思ってこの行動をとったのか、ということを考えて着目していく。もちろん考えるといっても、勝手に想像するのではなくて、文章の中からその心情の根拠となるところをしっかり見つけて、想像ではなく、きちんと読解をしていくことが重要。

評論にも言えることだが、筆者の伝えたいこと、もしくは登場人物の心情というのを想像して勝手に決めつけるのではなく、きちんと文章の中から根拠を見つけていく、その姿勢は忘れないようにしてください。小説では登場人物の心情に着目しながら読む(心情表現に着目しながら読む)しかし、自分の主張を入れずに客観的に読むということが重要なポイント。

現代文の選択肢を適切に選ぶ方法


読解のポイントについては以上挙げたとおり、2次試験と同じ方法論で進めていけば良いのですが、 共通テストの場合、2次試験と違って答えを記述式で書かせるのではなくて、 選択肢から選ばせるという特徴があります。 これがどういうふうに影響するかというと、よく一般的に言われるとおりに、 現代文というのは数学とは違って「絶対にこれ」という答えが存在しないわけです。

にも関わらず、従来のセンター試験や現行の共通テストのように、 選択肢を設けて、そこから選ばせるという形式をとっているということは、 選択肢の中で正解となるものは「どこからも文句のつけようがなく、客観的に正解である。」 言い換えると「これが間違いである」と絶対に指摘できない、そういった選択肢が正解になるわけです。

ということは共通テスト現代文での選択肢を選ぶうえでは、 正解となるものを選ぶことよりも間違っているものを消す、 つまり、客観的に、「これは間違いである」と言えるものをどんどん消していく、 そういった消去法で臨むのが基本になります。 ですので、それぞれの選択肢を見て、それが不正解であるのか、 間違った選択肢の特徴をつかんで見極める力が必要になります。

以下で評論と小説それぞれの選択肢の選び方のポイントを解説していきます。

評論文の選択肢の選び方のポイント


評論の問題では(小説でも言えることですが)、各選択肢が決まった形で書かれているということがポイントです。たとえば「~はaでbである」という形がまずあって、その上でaやbに入るものが選択肢によって変わるというように、それぞれの選択肢が全く違った形ではなく、決まったテンプレートに沿って書かれているのです。

ですので、その違った部分それぞれについて、どういった内容がくるべきかに着目することが大事です。たとえば「~というのが~という特徴があり、その結果~である」というような選択肢の形があったとすると、特徴の部分とその結果の部分というのは必ず対応していなければなりません。特徴の部分と結果の部分が全く対応していない、全く関係ない事柄で書かれている、そういった選択肢があるとすると、その選択肢は間違いである可能性が高くなります。

ですので、やみくもに正解の選択肢を探すというよりも選択肢のこの部分に入るものはどういった内容がくるのか、というのを念頭において、本文の中から正解の根拠となるものを探して不正解のものを消していくという方法論で進めると、選択肢問題が一気に解きやすくなります。また、図や表などを使うこともそういった対応関係を理解するのに便利なツールとなります。

小説文の選択肢の選び方のポイント


小説の場合も、基本的な選択肢の選び方というのは評論と変わりません。 特に小説の場合は、登場人物がどういった原因でどういった心情になったのか、 ということを説明させる選択肢が多く存在します。こ れを解く場合も同じように、まず原因から考えていって、 登場人物がどういった出来事を経験した結果、どう思ったのか、考えていきましょう。

特に、心情を説明させる場合は、心情というのが本文中には直接的に書かれていなくて、 その直接書かれていない心情が表れて文章中の表情ですとか、 登場人物の行動といった形で表現されているということが多いです。 つまり、元となる原因が書かれていて、そして登場人物の表情とか行動といった描写がある、 そして、その中間の心の動きを考えさせる問題が多くあるということです。 ということはやはり、この原因と結果の穴埋めを解くためにも、 論理的な対応関係を掴んでいく事というのが大事なのです。

共通テスト現代文の「解答時間短縮」対策


評論、小説で共通しますが、 「問題を解く手順」というのに気をつけるようにしてください。 これが共通テスト現代文を時間内に解ききり、かつ高得点を獲得するための肝です。

一般的な基準


共通テスト国語のだいたいの問題は、空欄や傍線部というのがあってそれに関して知識を問うたり、 説明させたりする問題になっているのですが、解く手順の基準を以下に示します。

(1)まず最初から文章を読んでいく

(2)問題となっている空欄や傍線部にいきついたらそこからその部分に関する設問に飛ぶ

(3)設問を読む

(4)選択肢をチェックする

図表資料などがある問題の場合


参考資料として載せられている図表などの資料に全て目を通そうとすると時間不足は否めません。 そこでそれらに対しては1度目は大きな見出しのみ確認しておおよその内容を把握する程度にとどめ、 設問で言及されていたら必要箇所を細かな部分まで確認し解答するという方法をお勧めします。

説明問題の場合


説明問題の場合は、選択肢をすべてチェックして、 なにを探すべきかというのを確認するようにしてください。 何を探せば、この選択肢1つに絞れるかというのを確認してから、 もう1度文章に戻って、その根拠となるものを探します。

だいたい従来のセンター国語の場合は、その根拠があるところというのは、 問題の該当箇所、傍線部や空欄のある部分、それまでの文章とだいたいその該当部分のちょっと後まで、 そこらへんが範囲になっているので、該当部分までの文章と該当部分のちょっと後、 1段落とか、同じ場面の文章、そこまでを範囲にして先ほど選択肢を読んでチェックした探すべき事柄 というのを探します。 そして根拠が見つかったら、それを元に選択肢を消していって、1つに絞る、そういう手順です。

全体の内容を問う問題の場合


説明問題とは異なり、全体の内容を問う問題、 具体的には従来のセンター試験の評論とか小説の最後の問題で文章全体について表現技法とか 内容について問う問題があります。 そういった問題の場合は、このように該当部分に飛ぶということができないので、 そういう全体に関する問題については、文章を読むうちのだいたい段落ごととか、 場面ごと、1段落読むごととか1つの場面が終わるごとに、最後の問題に飛んで、 そしてその時点で確実に消去できるもの、これは違うといえるものを消去していく、 そのようにすれば、最後の問題になった時にも、最後の問題に進んだ時も、 そこでいちいち最初から文章を読む必要がなくなるので、読む手間というものを省くことができます。 それで時間短縮になりますし、他の問題でじっくり考えることができるわけです。

9割超への現代文の時間配分対策


時間配分の目安というのは本番でわからない部分で考え込んだり、パニックになることを防ぐためにあらかじめ大問ごとに目安となる時間を決めておくという意義と、日々の勉強でこの目安時間内に問題を処理できるように対策をしていくという意義があります。

あくまでここに掲載するものは目安です。個人個人多少の違いはあってもかまいません。大事なことは上で述べた2つの大きな意義をしっかりと理解して自分なりの目安を持っておくということです。以下センター国語全体すなわちセンター現代文(評論・小説)、古文・漢文の時間配分の目安を示しておきます。

時間配分についての目安(大問4問構成の場合)


第1問 25分

第2問 25分

第3問 15分

第4問 15分

第1問、2問の現代文の時間を24分に設定してトータル残り2分でマークなどの見直し時間に当てられれば盤石です。

時間配分について注意すべきもう一つの点


現代文はいくらでも時間を費やそうと思えば費やせてしまいます。 そこで、最初に古文・漢文から解くという戦略はおすすめです。

理系受験生・文系受験生それぞれの現代文対策法


現代文や国語が二次試験で課されるか否かによって対策は当然異なりますので以下ではそれぞれについて解説します。

理系受験生


2次試験がある理系受験生は文系受験生と同じ基本方針。 センター試験しかない理系受験生は入試現代文へのアクセス 基本編 (河合塾シリーズ) 等でまず読解の基礎・作法を学んだら従来のセンター過去問を用いた演習で徹底的に解法や 選択肢の確実な選び方を学んでいくことをお勧めする。

この点について、国語、現代文の受験戦略・勉強法・受験勉強計画も含め全体的な勉強法や更なる詳細な 勉強法を知りたいという方は 「受験の叡智」【受験戦略・勉強法の体系書】をご覧ください。

文系受験生


2次試験・私大試験がある文系受験生は 入試現代文へのアクセス 基本編 (河合塾シリーズ) 等でまず読解の基礎・作法を学んだら志望校の過去問演習で徹底的に読解力・記述力・論述力を鍛え (選択肢問題があれば選択肢の消去法や確実な選び方を過去問基準で学ぶことが重要)+ 過去問演習で徹底的に解法や消去法等の選択肢の確実な選び方を学ぶことをお勧めする。

この点について、国語、現代文の受験戦略・勉強法・受験勉強計画も含め全体的な勉強法や更なる詳細な 勉強法を知りたいという方は 「受験の叡智」【受験戦略・勉強法の体系書】をご覧ください。

令和5年(2023年)までの現代文の実際の出題と9割超への道


上記までの勉強法と対策は当社(株)合格の天使がセンター試験から共通テストに制度変更された際に、いまだ実施がされておらず実際の出題がない段階で当社の東大理三合格講師陣が新制度の出題趣旨を分析し対策を分析したものです。ご覧いただいてお分かりの通り相当精度が高いものであり現状でもそこに記されている勉強法と対策は有益なものです。

以下では実際の出題がどうなったのかを踏まえ共通テスト現代文で9割超、満点を獲得するための勉強法と対策について記します。

共通テスト移行後の現代文の実際の出題内容


国語の大問は全部で4問。 第1問:現代文 論説文 第2問:現代文 小説 第3問:古文 第4問:漢文 主な傾向としては、本文の他に、参考資料や生徒の考えたことのメモ・会話内容 が書かれており、それらについての設問も答えなければならないことです。 センター試験と比較して全体として読まなければならない分量が増えているといえます。

現代文9割超への道


共通テストの特徴は、「文章が複数存在し、それを総合して回答する必要のある問題があること」「生徒同士の議論を絡めた問題があること」の2点です。それ以外は、おおよその難易度も含め以前のセンター試験と大きく変化するところは基本的にないと言っていいでしょう。ですから、対策としてはセンター試験の豊富な過去問を通して基礎的な知識の確認、選択肢の絞り方、時間の使い方などを身につけ、それを直近の共通テストの過去問を通して共通テスト向けにアップデートするというイメージがいいと思います。それぞれ、詳しくお話しします。

過去問演習について

前半の過去問演習についてですが、ただ過去問を解くのではなく、効率よく力をつけていくために気をつけるべきことが存在します。まず、必ず各教科ごとではなく、1年分を通して80分で解くようにしてください。国語はセンター、共通テストともに時間が不足しやすいのが特徴です。その代わり大まかな流れは毎年変わらない(もちろんセンター試験と共通テストで変化した部分はありますが)ため、80分を通した自分の時間感覚を身につけていくことが大切です。試験中はできるだけ問題を解くこと自体に集中しパフォーマンスを上げるために、普段と同じ部分はある程度流れ作業的にできるようになっておくことが必要です。その最たるものが、時間配分でしょう。解く順番やペースを決めて80分を通したルーティーンのようなものを身につけ、それを深く考えずとも再現できるようになる、これが理想的です。 

選択肢の絞り方

次に、選択肢の絞り方です。特に2次試験で国語を使わない受験生の場合は、現代文において、ベースとなる最低限の読解力さえあれば、それを伸ばそうとするよりある意味テクニック的に、選択肢から得られる手掛かりを目一杯利用して確信を持って回答できるようにするべきです。過去問回答の中の、「どうしてこの選択肢では不適当なのか」「それは問題文のどこを読むと読み解けるのか」に注目するようにしましょう。

共通テストに向けたアップデート

共通テストに向けたアップデートは、前述の演習をある程度行ってからが良いでしょう。 現代文は、特に複数の長文を扱う場合に、戸惑う受験生も多いかもしれません。一度に扱う情報の量、種類ともに単一の文章を読む時よりも多くなるので、情報の処理をより意識する必要があります。選択肢を読んだ際、その真偽を確かめるためには問題文のどこを読めばいいのかがわかることが必要であり、逆にそれがわかりやすいように文章を読むことが大切です。段落ごとの要旨を考える、文章のまとまり同士の間を繋ぐ接続詞に注目する、など基本的ですが大切なことを改めて意識していきましょう。

共通テスト現代文対策はいつから?適切な開始時期


文系受験生や二次試験に国語が出題される理系受験生については 二次試験の国語対策の中で共通テスト過去問や試行調査問題、従来のセンター過去問演習を組み込むことで対策は万全になるので、 ここでは共通テストのみで国語が必要となる理系受験生の対策時期について述べる。 現代文については遅くも9月までに読解の入門に当たる参考書を用いて基本的な読解の知識を身に着け、 各自の状況や得点戦略(受験の叡智【受験戦略・勉強法の体系書】受験戦略編参照)に応じ 10月くらいから共通テスト過去問(共通テスト過去問が一定程度蓄積するまでは試行調査問題、センター過去問) 演習を徐々に行っていけば盤石である。

共通テスト現代文にセンター過去問は使える?


試行調査問題や共通テスト過去問を繰り返し解いて対策を積むのはもちろんだが、 近年のセンター試験も大学入試改革に向けて変化してきている傾向があるので、 新しい年度のセンター過去問もしっかりと演習することをお勧めする。 過去のセンター試験の国語の問題はどんな大学の入試問題よりも良問であり、 国語に関しては共通テストの過去問が蓄積するまでは従来のセンター過去問と共通テスト過去問・ 試行調査問題を学習の中心に据えることをお勧めする。

従来のセンター過去問を使った演習の際は80分まるまる使うのではなく、 制限時間を短くして負荷をかけて演習するとよいだろう。

的確な勉強法と対策をとれば現代文9割超は可能


共通テスト現代文の得点を安定させる対策は明確にあります。

「現代文」が苦手であっても「共通テスト現代文」で9割弱~9割超の得点を確実に獲得する対策は可能です。センター現代文というのは、難関理系学部志望受験生にとっては悩みの種になっている方も多いと思います。文系受験生でも苦手な方には同様ですね。

現代文というのは、一般に水物とか失敗の多い科目と言われていますが、 実は、的確な読解のポイント、選択肢の選び方のポイントを網羅的に得てしまえば 他の科目よりもはるかに短時間でかつ確実に高得点を獲得できる科目なのです。

共通テストの現代文が苦手とか得点が安定しないという方は以下のことを考えてみてください。

共通テストの現代文の文章を納得するまで理解しようと何度も読んでいる時間はありますか? ないですよね。

選択肢を見てあーだこーだ考えて、また同じ文章に戻ってってやっていたら時間足りますか?足りないですよね。

場当たり的に問題を解いていたら点数がよいときと悪い時がバラバラになりますよね?

これらはすべて当たり前です。

こういった部分に対してしっかりとした具体的な対処法を持っていますか?

実践できるレベルまで落とし込めていますか?

鉄則のレベルはどんな問題にも普遍的に対応できるレベルですか?

そうでないなら、あなたの「共通テスト現代文」の得点はまだまだ伸びます。

評論にしろ小説にしろ共通テストは、 正解を発表しなければならない、 つまり、客観的に正解であるという明確な根拠のもとに設問を作成しなければならない。 裏を返せば、そのポイントがわかれば高得点を獲得することが可能ということなのです。

共通テスト現代文対策と2次試験・私大対策を効率的に行いたい受験生へ


2次・私大対策も含めて現代文の勉強法と対策を学びたい方は当塾の誇る30名超の東大理三合格講師 や東大文系上位合格層講師のアドバイスをふんだんに盛り込んだ現代文の勉強法と対策」 のコンテンツをご覧ください。

現代文の勉強法と対策



受験全教科とのバランスを考慮した受験戦略や勉強法を学びたいという受験生へ


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共通テスト現代文で効率的かつ確実に9割超、高得点を獲得したという方へ


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令和7年(2025年)から実施される新課程での共通テスト現代文対策について


令和7年から共通テストは新課程下での出題範囲、内容に変更されます。 すでに当社(株)合格の天使では30名超の東大理三合格講師陣が分析を行い対策方針、勉強法についても検討を行っています。 今後この点についても的確なものを皆さんにご提供していきます。 今のうちにこのページをお気に入り登録しておいてぜひ参考にしてください。

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